魁!男塾のファンサイト

主役の剣桃太郎には坂口拓を起用して実写化! 名物の油風呂も見事に再現!

坂口拓

この10年で急速に進歩したCG技術により、連載時には"実写化は不可能"とされていた人気漫画が相次いで実写映画化されています。

しかし、CG技術が発達していない頃にハリウッドで実写化して興行的にも大コケした「北斗の拳」をはじめ、もはやタイトルしか漫画と一致しない世紀の駄作「ドラゴンボール」、脚本が原作と大きくかけ離れ、宇多田ヒカルの主題歌しか記憶に残らなかった「キャシャーン」など、オリジナルの漫画の偉大さに反比例して失敗作ばかりが目立つ結果になっています。ドラマ化では「シリーズ化して看板番組にする!」とTBSの鼻息が荒かった「こちら葛飾区亀有公園前派出所」も酷かったですねぇ。

青年漫画の実写映画化で興行的に成功したのは「カイジ」と「デスノート」くらい(両作品とも主演は藤原竜也)ですか。

そんななか、2008年に実写化された「魁!! 男塾」。製作発表時は「線が細い若手俳優が多いなか、男塾のキャラを演じきれるのか?」、「単なるコスプレ映画になるんちゃうか?」という嫌な予感ばかりが頭をよぎりましたが、蓋を開けてみると意外や意外(失礼)、最近の漫画実写化のなかではかなり善戦した部類に入る出来でした。

実際は麿赤兒さんが塾長を演じました

期待と不安で一杯だったのは、やはりキャスティング。「江田島平八の役は平幹二郎(左写真参照)しかいないだろう」とか勝手に予想していましたが、主役の剣桃太郎役には「VERSUS」や「デス・トランス」で主演を務めたのをはじめ、「陽炎の辻」や「パッチギ!」、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」などの幅広い作品に出演している加藤拓を起用。

若い頃の加藤雅也を髣髴とさせるクールな俳優で、八極拳、少林寺拳法、キックボクシング、ムエタイなどあらゆる格闘技に精通しておりこの映画にピッタリの逸材です。アクション監督の経験も豊富で、本作品では主役だけではなく自身が監督も務めています。

CGを多様するの近年のアクション映画へのアンチテーゼなのか、本作品ではCGは一切無しのガチンコのアクションのみ!試写会では「CGを使わなくても、男の熱さでどうにかなるんじゃないかと思った。」と実に頼もしいコメントも。

そして富樫源次はモデルから俳優へと見事な転身を果たした照英。本人の無駄な暑苦しさ(失礼)や竹を割ったような性格といい、本作で一番のハマリ役ではないでしょうか。男塾名物の「油風呂」でグツグツされるシーンもしっかりと再現されていますが、まさに照英にピッタリ!

一方、虎丸龍次を演じた山田親太朗は映画の出演作品がまだ少なく、お姉さん(山田優)のイメージが強いためか、男塾のキャラにはやや線が細い感じがしました。僕のイメージではやや年長ですが、香川照之あたりはどうでしょうか? 塾長の江田島平八には麿赤兒を起用。名台詞「わしが男塾塾長・江田島平八であーる!」の怒鳴り声で塾の窓ガラスが全壊などオーバーアクションもいい味を出していました。

また、男塾の必須アイテム「民明書房」。これが無いと"油揚げのないきつねうどん"になってしまいますが、本作品でもその引用解説を千葉繁(アニメ版でも登場したお馴染みの声優さん)のナレーションで聞かせるなど、ファンなら思わず「ニヤニヤ」してしまうこと間違い無しです。

映画版「魁!! 男塾」のストーリー

軟弱な男が跋扈する日本において「真の男」を育てるべく誕生した最強の私塾「男塾」。元海軍少将の江田島平八(麿赤兒)が塾長を務めるこの塾は、古来から日本の将来を背負って立つリーダーを輩出してきた。今年も剣豪の剣桃太郎(坂口拓)や根性の男・富樫英次(照英)、野生児・虎丸龍次(山田親太郎)ら個性的なメンバーが入塾してきた。

指導の名の下に行われる想像を絶するシゴキに耐える毎日。そんなある日、男塾の乗っ取りをたくらむ関東豪学連の襲撃された。剣たち男塾一号生は名物の驚邏大三凶殺(きょうらだいさんきょうさつ)で彼らと対戦、決着をつけることになった…。